「うちはブランドなんて関係ない。地元密着の小さな工務店だから・・・」
そう思っている方も多いのではないでしょうか。
ですが、「ブランド」とはハウスメーカーや老舗工務店だけのものではありません。
「あなたの会社らしさ」や「お客様が抱く安心感」こそがブランドの正体です。
その「らしさ」を、お客様に定期的に伝え続ける仕組みがニュースレター。
にもかかわらず、そのニュースレターにフリー素材を使っていたら、どうでしょうか?
「現場写真」をフリー素材で済ませる方はいないと思いますが、イラストに関しては意外と見落とされがちです。
イラストは「情報そのものだ」という認識
ニュースレターのイラストは、単なる飾りではありません。
なぜなら、ニュースレターは「読まれてはじめて意味があるもの」だからです。
そのためには、手に取ったお客様が「パッと見た瞬間」に、直感的にこう感じてもらう必要があります。
- 「自分の家づくりのためになりそう」(信頼)
- 「知らなかった、そんなこともあるんだ」(安心)
- 「なんだか面白そう、読んでみよう」(興味)
つまり、イラストはお客様の「読むきっかけ」をつくる情報そのものなのです。
工務店のニュースレターで使うべき良いイラストとは?
では、どんなイラストが良いのでしょうか?
シンプルに言うと、次の3つを満たしていれば十分です。
- 記事の内容にマッチしている
- 読む人の興味をそそる
- 人の温度や暮らしの雰囲気が感じられる
この3つを意識するだけで、お客様に「この会社のニュースレターは面白そう」「読んでみよう」と思ってもらえるのです。
実際の記事とイラストを比較
イメージしやすいように、3つのイラストを比較してみます。
たとえば、お風呂の凍結防止に関する記事を書いたとしましょう。
その際、どのイラストが一番、「読んでみよう」と思われるでしょうか?
まず最初のイラストは、「お風呂の凍結防止」と指示して、AIに作成してもらったイラストです。

なんだか、寒々としたお風呂になっています。また、色合いのせいか、冷たい印象を受けます。
次のイラストは、有名な「いらすとや」さんのお風呂のイラストです。

最初のイラストより、温かみがあります。
ただ、「お風呂の凍結防止」で探してみたものの、らしいイラストがあるはずもなく、仕方なく、普通のお風呂のイラストを選びました。
最後のイラストです。

記事をきちんと読んでもらってから描いてもらったオリジナルイラストなので、内容を端的に表しています。
こうしたイラストは、お客様にとっても「自分ごと化」しやすく、読もうという気になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
実際に比較してみると、イラストは単なる飾りやおまけではなく、ニュースレターを読むきっかけを作る「情報そのもの」だということが、お分かりいただけたと思います。
事実、手描き感や暮らしの雰囲気を取り入れることで、読者は記事に自然と目を向け、親近感を抱きます。
目指すのは、豪華なデザインや完璧なレイアウトではなく、お客様に「読んでみよう」と思わせるニュースレターです。
よく、ニュースレターは、ホームページやパンフレットなどと統一感があることが大事だと言われますが、地元工務店のことを、あまりご存じない方の意見かもしれません。
なぜなら、ホームページやパンフレットとニュースレターは、役割が異なるものだからです。
地元工務店にとっては、
- 家づくりのデザイン力・品質(ホームページやパンフレット)
- 人柄・会社の温度感(ニュースレター)
この両方が揃って初めて、総合的な「ブランド」となります。
そして、この使い分けこそが、ブランド戦略にも大きく貢献します。
まずは1ページで良いので、手描き感や温かみを意識してニュースレターを作ってみてください。
小さく始めることで、少しずつお客様との距離を縮めることができます。
ご希望の方には、私たちがニュースレター作りをサポートするサービスもご用意しています。
興味のある方は、ぜひこちらをご覧ください。

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