ニュースレターの相談では、
- 写真や資料はある
- 何となく書けてはいる
- でも、これでいいのかは分からない
そんな状態の方が、少なくありません。
つまり、「何もないわけではない。」んです。
ですが、それだと、ニュースレターとしてまだ「使える形」にはなっていません。
ニュースレターのネタは、最初から整っていない
よく誤解されがちですが、ニュースレターのネタは、最初から
- これは使える
- これは強みになる
と分かる形で出てくることは、ほとんどありません。
現場写真、社内資料、日々のやり取り。
どれも「素材」ではあるけれど、そのままでは、ただの記録です。
ここで多くの方が、
「もっと良いネタを考えなければ」と思ってしまいます。
でも実際には、考え込むほど、視野は狭くなっていきます。
話しているうちに、意味が立ち上がる
ニュースレターの打ち合わせでは、写真や資料を一緒に見ながら、
こんなやり取りになることがよくあります。
「この写真の、ここはどうしてこうなっているんですか?」と聞くと、
「それはですね……」と、自然と話が始まります。
「このお施主様とは、いつ頃からのお付き合いですか?」
そう聞くだけで、当時の状況や、その後の関係性まで話が広がっていきます。
「この資料は、どんな目的で作ったものですか?」
そうすると、社内では当たり前になっていた判断の背景が見えてきます。
不思議なのは、
こちらが何かを教えたり、指示したりしなくても、
質問を重ねるだけで、話がどんどんつながっていくことです。
社長さんは、ひたすら質問に答えているだけなのに、
その中に、ご本人も意識していなかった価値や強みが、少しずつ浮かび上がってきます。
強みは「作るもの」ではなく「見つかるもの」
ここで大切なのは、新しい取り組みを始めることではありません。
- 何かを足す
- 何かを盛る
そうではなく、
すでにやっていることの意味を、別の角度から見るだけです。
ただ、自分ひとりでは、自分の日常を評価するのは難しい。
当たり前すぎて、語るほどのことではないと思ってしまうからです。
だからこそ、第三者との対話の中で、
「それは十分、伝える価値がありますよ」
という視点が入ると、素材の見え方が変わります。
ひとりで考えないほうが、可能性は広がる
ニュースレターは、ひとりで机に向かって考えるもの、と思われがちです。
でも実際には、
- 写真や資料を広げて
- 話しながら
- 少しずつ輪郭をはっきりさせていく
このプロセスのほうが、ずっと自然で、続きやすい。
ネタを「ひねり出す」のではなく、すでにあるものから、引き出す。
そのほうが、その工務店らしいニュースレターになります。
まとめ
ニュースレターのネタは、
考えれば考えるほど見つからなくなることがあります。
でも、
話してみると、意外なほど簡単に見つかることがある。
それは、
ネタがなかったのではなく、意味づけされていなかっただけだからです。
ニュースレターは、文章を書く前から、もう始まっています。

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