一人親方、「忙しさ」に逃げていませんか?~片腕としてAIを活かす考え方

一人親方のためのAI活用法 新マインドセット

一人親方として現場を回し、お客様の対応をし、見積もりや発注も自分でやる。
毎日が「やること」で埋まっている方も多いと思います。

そのなかで、「いつかやろう」「落ち着いたらやろう」と後回しにしていることはありませんか。
たとえば、

  • ホームページの更新
  • お客様への定期連絡
  • 見積もりの見直し
  • 新しい仕事の取り方の検討などなど。

忙しさのあまり、自分が不得意なことや、手を付けにくいことは、つい後回しにしてしまいがちです。

この記事では、その「忙しさに逃げる」状態がどんなリスクを生むか、そして一人親方にとっての「片腕」として、自分専用のAIをどう活かすかを書いていきます。

「忙しい」が口癖になっていないか

「忙しい」という言葉、自分でもよく口にしていないでしょうか。

現場が立て込んでいるとき、営業や打ち合わせが続くとき、確かに時間は足りません。
その結果、どうしても「現場」と「目の前の営業」が優先になり、それ以外のことは後回しになりがちです。

とくに、

  • 書類整理
  • ウェブやSNSの発信
  • 新規開拓の仕組みづくり
  • 自分の強みの言語化

などは、「やったほうがいい」とわかっていても、つい後回しにしやすい部分です。
得意でないこと、一人では判断が難しいことは、なおさら後回しにしがちです。

その結果、受注が不安定になっていないか

そして。
その後回しこそが、「受注の波」や「仕事の不安定さ」につながっているのかもしれません。

もし、

  • 新規のお客様がなかなか来ない
  • 紹介が増えない
  • 単価や条件が自分でも納得しづらいまま流れている

そうした悩みをお持ちならば、後回しのツケかもしれない・・・
と、一度、立ち止まって見直してみる価値はあると思います。

経験が「真実」となり、先入観で見る危険

実は、私自身もそうだったのですが、
独立した当初は、あれもこれも試してみた、という方が多かったのではないでしょうか。
うまくいきそうなことは何でもやってみて、手探りで進んできた時期があったはずです。

ところが、長年やっているうちに、「Aの場合はこうするものだ」「Bはこうに決まっている」と、自分の経験を「正解」のように思い込み始めることがあります。

ある意味それは、全体が見えるようになってきた証拠でもありますが、反面、自分の先入観だけで物事を見るクセがついてしまっている可能性もあります。

また「いつものやり方」「今までの常識」が、実は時代や環境の変化に合っていないこともあります。
一番怖いのは、一人で判断し続けていると、そのズレに気づきにくくなることです。

先入観を崩す「優秀な片腕」が必要

先入観や「今までの常識」を一度疑い、別の視点で考え直すには、自分以外の視点が必要です。
つまり、優秀な片腕のような存在です。

片腕がいることで、「それ、本当にそう?」「別のやり方もあるのでは?」と問いかけてもらえたり、自分では見えていないリスクやチャンスに気づけたりします。
一人親方だからこそ、そうした「もう一つの視点」をどう確保するかが、受注の安定や成長カギになります。

一人だからこそ「やる気」に左右される

忙しくなくても、一人でやっていると、どうしても「自分のやる気」に左右される部分が出てきます。

得意なこと、好きなことは、多少きつくても進めやすいですが、苦手なこと、面倒に感じることは、いくら重要だとわかっていても後回しにしがちです。
誰にも促されないので、自分で自分を律する必要があり、そこが一人親方の難しさでもあります。

「忙しい」という理由だけでなく、「やる気が乗らないから」後回しにしていることも、正直に振り返ってみるとよいかもしれません。

片腕としての「自分専用AI」という選択

そんな一人親方の「片腕」として、自分専用のAIを考えてみるというのも選択肢の一つとしてアリです。

ここで大切なのは、「AIにやってもらう」のではなく、「AIを片腕にする」という考え方です。
任せきりにするのではなく、相談したり、意見を聞いたり、自分では気づかない視点を補う相手として使います。
そうすると、自分の甘さや盲点、後回しにしている理由が、案外はっきり見えてくることがあります。

AIは、都合のよいことだけを言う部下ではありません。
質問の仕方次第では、自分が避けているテーマや、改善すべき点を突いてくることもあります。
それを「片腕」として受け止められるかどうかが、活かし方の分かれ目になります。

今までとは違う動き方ができる可能性

AIを片腕として使い続けると、今までとは違う動き方ができる可能性も出てきます。

「いつもこうしてきた」という前提を、一度AIに問いかけたり、別のやり方を提案してもらったりすることで、新しい進め方や発想に気づくことがあります。
もちろん、そのまま採用するかは自分で決めればよいのです。
それでも、一人では思いつかなかった選択肢が増えるという意味で、片腕としての価値は大きいと思います。

忙しさに流されず、少しずつでも「違う動き方」を試してみるきっかけに、AIを活用してみてはいかがでしょうか。

自分の言葉で伝えることは手放さない

一方で、忘れてはいけないことがあります。

ニュースレターやブログ、お客様へのメッセージなど、自分や自社を伝えるコンテンツは、できるかぎり自分の言葉で表現するようにします。
AIに任せきりにすると、どうしても「誰が書いても同じ」ような文面になりやすく、一人親方ならではの温度感や経験が伝わりにくくなります。

AIは、考えを整理したり、下書きのたたき台を作ったりする「片腕」として使い、最終的には自分の言葉で整えます。
ラクをするためにAIに頼るのではなく、伝える力を高めるために使う、という姿勢を肝に銘じておくとよいでしょう。

まとめ

一人親方であるほど、現場や営業に忙しく、不得意なことや面倒なことは後回しにしがちです。
その結果、受注が不安定になったり、自分の経験や先入観だけで判断するクセがついたりすることがあります。

そんなとき、優秀な「片腕」がいると、視点が広がり、先入観を崩すきっかけになります。
その片腕の一つとして、自分専用のAIを活かすという選択があります。
AIにやってもらうのではなく、片腕として使うことで、自分の甘さや盲点に気づき、今までとは違う動き方につなげていく。

ただし、お客様に伝える文章は、自分の言葉でしっかり書くようにします。
ラクするためにAIを使うのではなく、自分を高めるために使う。
そのことを忘れずに、忙しさに逃げず、片腕としてAIを活かしてみてください。

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