昨今は、小さな工務店でもホームページを持っているところは多いですが、小さな工務店の場合、大きな工務店並みの資金や人材を確保できないため、ホームページの担当者は存在しないことがほとんどです。
しかも、この問題を積極的に解決しよう!としない工務店経営者さんが多いことにも驚きます。
もちろん、「ホームページなんて、電話と一緒で存在していれば、それだけでいいんだよ!」と思っていらっしゃるのであれば、それでも構いませんが、もし、ホームページでの成果を期待されているのであれば、ホームページの担当者は必ず、置くべきです。
担当者は誰にする?
さて、いくらホームページの担当者が必須!とは言え、無い袖は振れません。
現実問題として、新しくホームページの担当者を雇い入れるなんてこともできませんし。
本来なら、社長さんが担当者になるのが一番良いのですが(経営者ですから)、現場仕事に追われ、長い時間、パソコンの前には座っていられない!ということならば、広報担当のパートさんや事務員さんを任命するのがおススメです。
広報担当者は、日ごろから、社長さんの意向を確認しているはずですから、一番、社長さんの気持ちが見える存在です。
また、パートさんや事務員さんは、女性の場合が多いので、社長さんの男性目線×ホームページ担当者の女性目線=男性のお客様にも女性のお客様にも響くバランスの良いホームページになっていくはずです。
腰かけ、パートを最強にする方法
はっきり言って、女性の仕事は、どうせ腰かけだとか、パートのくせにとか、揶揄されることが多いです。
特に、工務店のような現場仕事が多い職場は、力のある男性たちが、どうしても中心になりますし、話題も男性好みのものばかりになりやすいので、女性にとっては疎外感を感じたり、ストレスを感じる職場になりやすいのが特徴です。
そんな中で、何より重要なのは、仕事を長く続けてもらえるか?どうか?という点です。
「寝耳に水」という諺がありますが、パートさんが「辞めます!」と言い出すのは、まさにこういうパターンが多いです。
何も思い当たる節はないのに、これは一体、何故なのでしょうか?
それは、、、、、
(ご存じかもしれませんが)女性というのは、常に減点方式だからです。(男性とはまったく脳の仕組みが異なるため、理解はできないかもしれませんが)
そうならないようにするには、たとえパートであっても、仕事でのやりがい!をきちんと与えることです。
もちろん、「ホームページ担当」などと言う、称号だけ与えても意味はありません。
称号を与えても、実態が伴わない場合には、辞めるスピードはかえって速くなります。
そういえば、昔、こんな経営者がいました。
女性パートを数人雇った時、全員に「称号」を与えていました。
「経理」とか「インテリアコーディネイター」とかですね。
さらに、誰に対しても「大切な社員だ」と言いまくり、皆を集め、高そうなランチにも誘い、それぞれの誕生日には欠かさず花を贈るなどしていたんですが、見事に!全員、1年ぐらいで辞めましたね。
これは、実態が伴わなかったが故に起きた悲劇(喜劇?)でした。
この時の女性たちの心の声が、後藤にははっきりわかります。
「女をなめとんのか?てめぇ・・・」です。(思ってても言わずに、ささっと去るのが女性です(怖)
工務店とパートの関係はwin-winで!
上記のような悲劇を起こさないための方法はたった一つ。
工務店とパートの関係をwin-winに保つことです。
win-winの関係って、具体的にはどういうことか?
昔のサラリーマン川柳を、一部変更してお伝えしましょう。
「ホームページは社長じゃわからん!パート出せ!」という状態にすることです。
(元の川柳は、「クレームも社員じゃわからん!パート出せ!」です。)
ここまでになれば、パートさん自身にも「会社への愛着」が出てきますので、簡単に辞めたりはしません。(ただし、成果を出し始めたら、ちゃんと評価して給料にも反映させてくださいね)
辞めないだけでもありがたいのに、工務店経営にもプラスの存在になってくれる。
そんな理想をぜひ、追求してください。
まとめ
最後に、まとめます。
小さな工務店こそ、ホームページ担当者は必要です。
なぜなら、ホームページの可能性は非常に大きいにも関わらず、コストはとても安くて済む!からです。
唯一のデメリットは、習得するまでに少し時間がかかることですが、知識欲の高い、やる気のある方なら誰でもすぐにできるようになると思います。
万が一、パートさんを雇っていない場合は、社長さんか?そのご家族がやるしかありませんので、覚悟をもって、1日最低1時間でも良いのでパソコンの前に座る習慣をつけることから始めてみましょう。
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