工務店はアナログな仕事をしているせいか?デジタルが苦手という方は少なくありません。
そのため、カッコいいホームページを作って終わり・・・という工務店が現実には多い気がします。
そこで、今回は、せっかく作ったホームページを無駄にしないためにも、地元工務店ならではのホームページの使い方について解説します。
工務店のホームページの目的は?
通常、工務店がホームページを作成する目的は大きく二つあります。
一つは、ホームページを使って、
- どんな人たちが
- どんなポリシーや情熱をもって
- どんな家を作っているのか?
をお客様に見てもらうため。
そして、もう一つは、前回の記事でも書いたように、ホームページを分析ツールとして使うことで、工務店経営のバージョンアップを図るためです。
お客様に見てもらうために必要なこと
たとえば、
- どんなにすばらしい人たちが、
- どんなに素晴らしいポリシーや情熱をもって、
- どんなに素晴らしい家を建てたところで、
お客様の目に留まらなければ何も始まりません。
そのために、よく使われるのが「SEO」です。
これは、お客様が検索エンジンを使った場合、自社のホームページを上位表示させる施策のことですが、地元工務店の場合は、それほど躍起になる必要はありません。
ただし、あまりに検索に引っかからな過ぎて・・・というのも困るので、下記のポイントだけは押さえておきましょう。
- キーワード・・・A市、A県、家を建てる、新築、リフォームなどをキーワードにする
- コンテンツ・・・お客様を惹きつける有益なコンテンツを作成する(一番、重要)
- 表示速度・・・パソコン、タブレット、スマホにおけるホームページの表示速度を速くする
また、ホームページを見てもらう手段は、検索エンジンだけがすべてではありません。
たとえば、チラシやニュースレター、口コミなどアナログ媒体からのホームページ訪問も十分にあります。
この場合は、検索窓にズバリ「なんとか工務店」と直接打ち込んでくれますので、SEOを気にする必要はありません。
経験上、ホームページを訪れる人の数は、
検索エンジンからの訪問>アナログ媒体からの訪問になりますが、
受注により近いのは、
アナログ媒体からの訪問>検索エンジンからの訪問になるはずです。
ホームページを分析ツールとして使おう
これは、前の記事でもお話ししたことですが、
地元工務店こそ、ホームページを分析ツールとして使っていくべきだと思います。
正直な話、今は何でもアリの時代なので、
先ほどの話とは逆に、検索エンジンからの訪問の方が、受注につながる確率が高い工務店さんだって今後は出てくるかもしれません。
もしそうなら、その工務店さんは、真っ先に自社のSEO対策を見直す必要があります。
一方、アナログ媒体からホームページへ訪問してくれた人の方が断然、受注につながる確率は高い!という工務店さんの場合には、ホームページを分析しつつ、アナログ媒体の効率アップを図るのが良いでしょう。
たとえば、
- 広告チラシ期間中のホームページ訪問者数
- ホームページ訪問者の熱意度の高さ(低さ)
- 申し込みページのいいところまで進んだのに、最後で申し込まずに帰ったお客の存在の有無など
の分析を行えば、ホームページ上での改善点はもちろんですが、広告やニュースレター等のアナログ媒体の改善点までも把握しやすくなります。
まとめ
工務店のホームページには、カッコいいものがたくさんあります。
もちろん、イメージ戦略も大事ではあるのですが、
ホームページを単なる待ち受け画面にしないためには、お客様を惹きつけるコンテンツを掲載し、見学会の申し込みやお問合せ率を上げていく必要があります。
そのためには、
- 自社の強みは何か?(主観)
ということだけでなく、
- お客様が一番魅力に思っているところはどこなのか?(顧客目線)
ここを理解することが、とても重要です。
コメント