最近の工務店のホームページは、立派でカッコいいホームページばかりです。
ところが、一向に問い合わせがない(もしくは超絶!少ない)ケースは少なくないのではないでしょうか?
結局、立派なホームページは作っているものの、ほとんど開店休業状態では、もったいないですよね?
そこで、今回は、工務店のホームページに必須の基本中の基本をお話ししたいと思います。
最低限のSEOは必須
工務店のホームページにおいても、とりあえず、必要なのは、最低限のSEOです。
基本、工務店はアナログな仕事がほとんどですし、地域性もあるので、ホームページは最低限のSEO対策で構わないのです。
が、いくら最低限でも、基本的な考え方はしっかり理解しておかないと、いつのまにか問い合わせも来ないホームページになっていた・・・ということは大いにあり得ますので、再確認しておきましょう。
ホームページのタイトルに注意する
まず、ホームページのサブタイトルについてです。
ホームページのサブタイトルとは、検索画面に出てくるものなので、ここに、検索キーワードを入れておくと、検索結果に反映されやすくなります。
そこで、最初に考えるべきは、検索キーワードは何にすれば良いのか?という点です。
消費者の頭の中を考える
まずキーワードとして必須なのが、「地域名」です。
工務店の場合は、遠方のお客様がどれだけホームページに来てくれても、絶対に受注は取れませんからね。
さらに、新築メインならば、「新築」「注文住宅」、リフォームメインならば、「リフォーム」「リノベーション」といった言葉は必ず使うべきでしょう。
また、「工務店」という言葉も、以前と比べればかなり認識されてきていますので、こちらも合わせて使っておきましょう。
ただし、サブタイトルに、クリエイティビティを発揮する必要はありません。
とりあえず、検索結果に表示される!ここが目的なので、消費者が思いつきやすいキーワードを設定することが大切です。
データでも確認しておこう
ただし、消費者の頭の中を実際にのぞいてみることはできませんので、データでも確認しておきましょう。
以前はgoogleでキーワード検索するだけで、検索数が見えたんですが、最近、見えなくなっているので、こちらのツールを使ってみます。
通常、消費者は検索する時に、複数のキーワードを使いますので、今回は、とりあえず下記の3つで試してみました。
- 「地域名・新築」の月間推定検索数が、google 32 yahoo 8
- 「地域名・工務店」の月間推定検索数 google 56 yahoo 14
- 「地域名・ハウスメーカー」の月間推定検索 0
この結果だけを見ると「地域名・工務店」が一番効率が良さそうに見えますが、もう一つ考えるべき点があります。
それは、このキーワードで検索をした人は皆、新築を考えているのだろうか?という点です。
おそらく、工務店というキーワードで調べる人の中には、リフォームやメンテナンス狙いの人も含まれているはずなので、新築の見込み客からの問い合わせが欲しい!ということであれば、「新築」「注文住宅」などの言葉と抱き合わせた方が良いでしょう。
消費者にクリックしてもらうには?
いかがでしょうか?
貴社のホームページが、もし、上記のことがなされていない場合、どれだけ頑張っても、検索による新規の見込み客獲得は難しいでしょう。
※アナログなチラシや広告等からの集客は可能です。
ここまでチェックできたら、次はいよいよ、お客様にクリックしてもらうための「メタ情報」について考えます。
メタ情報とは?
先ほどの、画像をご覧ください。
メタ情報とは、ホームページの説明文みたいなものです。
この文章の役割は、たった一つ!
消費者にクリックしてもらい、自社のホームページに来てもらうことです。
ところが、多くの工務店は、ここに、自分が得意なことを書く傾向があるようです。
それで上手くいっているなら良いのですが、もし、芳しい結果が得られていないのであれば、クリックするのは、あくまでも消費者である!という点を思い出しましょう。
もちろん、どの工務店であっても、自社の特長、得意なことは明確にしておく必要はありますが、だからと言って、それをメタ情報にすればよい!というわけではないのです。
本来であれば、ABテストをやるのが一番良いわけですが、そこまでできないのであれば、既存のお客様から学んでいくのが間違いありません。
たとえば、
- 既存のお客様が貴社に求めたものは一体、何だったのか?
- 既存客であるAさんとBさんの間に、共通点はなかっただろうか?
などなど、日ごろからアンテナを目いっぱい張り巡らし、必死に見つけ出すことが大切です。
もしも、既存客の中に共通点を見つけることができたら、それをぜひ、メタ情報に掲載してみるべきです。
それともう一つ。
メタ情報の内容を考える時、日本人は学校教育のせいか?文章を簡潔にまとめよう、まとめようとします。
でも、それは、本当に良いことなのでしょうか?
簡潔で伝わりやすいかもしれませんが、クリックにつながるのか?どうか?とはまた話が別です。
おそらく、ここすら、疑問に思っていない方、少なくない気がします。
実は、ホームページは難しくなってきている
実を言うと、近頃は、工務店がホームページでサクサク集客できる・・・なんて状況は、かなり難しくなってきています。
一つは、工務店のホームページはどれもこれも、綺麗でかっこよくて、言っていることも似通っていて、区別がつきにくくなっていること。
そして、もう一つは、最近の消費者は、ホームページをパッと見て、「ここの会社に決めた!」というタイプは、絶滅しているからです。
むしろ、A社のホームページを見、B社のホームページを見、C社、D社と見ているうちに、「どれがどれだかわからんくなった!」ってパターンに陥っている消費者の方が多いのです。
ですから、ホームページを作っただけでは、完結しない。
これが、今の常識です。
ホームページから問い合わせがない理由のまとめ
もし、せっかく作ったホームページから、問い合わせがないとしたら?
- ホームページのタイトル
- ホームページのサブタイトル
- ホームページのメタ情報
とりあえず、この3つを確認してみましょう。
この3つが、お客様の頭の中身とずれてしまっていると
- 検索結果に反映されない
- お客様にクリックされない
可能性があります。
そもそも、ホームページに来てくれなければ、お問い合わせが来ることもありません。
※ホームページに来てくれているか?どうか?に関しては、GA4などの分析ツールを使いましょう。
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