ホームページを分析する上でGA4は欠かせないですが、「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」へ進むと、ユーザーがどこから自社のホームページに来たのか?(流入元)がわかります。
この時、Organic Searchがダントツで多ければ良いのですが、もし、Directがダントツで多い場合には解決策を探った方が良いかもしれません。
GA4におけるDirectとは?
ちなみに、おさらいですが、GA4におけるDirectとは、
- ホームページURLを直接打ち込んで来た
- ユーザー自身のブックマークから来た
- その他、流入元が特定できなかった
などの理由で振り分けられるものです。
Directで来てくれるのは良いこと?
Directが多いと、何故?解決策を探った方が良いのでしょうか?
普通の感覚ならば「Directで来てくれているんだから、自社のファンがものすごく多いんだな!」と思ってしまいますよね?
ですが、この状況は手放しでは喜べないのです。
確かに、工務店の場合は、ニュースレターやチラシ、雑誌などでいろいろと告知をしており、必ず、URLやQRコードを掲載しているはずです。
そのため、Directが増えるのは当然かもしれません。
が、それだと、せっかくGA4を使ってホームページ分析をしているのに、なんとなく、効果が出ているっぽいという雰囲気だけで販促を行っていることになります。
それともう一つ。
ホームページを作った目的に、もし「集客」を掲げたのであれば、本来の目的をあまり果たせていないということでもあります。
Directの内容を探ってみよう
もちろん、Directが多い=即座に悪だ!というわけではありません。
問題は、そのDirectの内容を経営者がきちんと把握しているか?どうか?です。
たとえば、チラシを出した時に、Directがグイッと伸びているのであれば、チラシの効果であることが推測でき、それを今後の販促計画に活かすこともできます。
しかしながら、昨今、チラシの効果は0.01%~0.3%と言われていますし、チラシだけでなく、ニュースレターも、雑誌も使っている・・・となれば、GA4をツラツラと眺めてみても、一体全体、何が功を奏しているのか?見えにくいはずです。
また、工務店の場合、販促の効果と言うのは、短期ではなく長期的に見る必要もあるため、データを取り続けながら、販促計画を柔軟に対応させていかなければなりません。
そこで、Directが多い場合には、手っ取り早く、その中身を知ることが何より大切になってきます。
本来なら、いろいろ探索してみて・・・ということも行うのですが、工務店の場合はネットショップとは異なり、ユーザーの数も限られるため、下記の方法が一番、ラクで早いと思います。
やるべきことは2つです。
- ユーザーが使っているのはパソコン?スマホ?その割合を調べます。
- ユーザー全員がパソコンだった!という場合を除き、次回からニュースレター、チラシ、雑誌など媒体ごとにGA4で測定できるQRコードを作成し、掲載します。
パソコンか?スマホか?調べる
GA4の管理画面から「レポート」→「テクノロジー」→「概要」をクリック。
ユーザープラットフォームで確認します。
たとえば、ユーザーがパソコンで直接URLを打ち込んだ場合には、これは確認のしようがありません。
が、スマホの場合は、直接URLを打ち込むとは考えにくく、ほとんどの人がQRコードを読み取ることを考えれば、媒体ごとにQRコードを変えることは、とても大切です。
なお、ユーザーが使っているのはパソコン?スマホ?その割合を確認することは、ホームページのデザイン作成(ユーザービリティ)にも関わってきますので、ぜひ、やっておきましょう。
媒体ごとのQRコードを作って、それぞれの媒体に掲載する
GA4で測定できる、媒体ごとのQRコードは下記の方法で作れます。
- Campaign URL Builderで測定用のURLを作る
- そのURLでQRコードを作成する
工務店のホームページ分析で解決すべき点のまとめ
工務店のホームページ分析でよくある「Direct」は、絶対的に「良い」とも「悪い」とも言えません。
ですから、一つずつ、一歩ずつ、いろいろと試してみながら、答えを出していく必要があります。
地道な作業ですが、続けていくことが、効率的な営業につながります。
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