工務店のニュースレターには、どんな記事を書くべきなのか?という点については、
- 社長の人柄がわかるもの
- 生き生きした現場等の様子
- 新築の記事
- リフォーム用の記事
というお話をさせていただきました。
この4つの中で、
新築の記事とリフォーム用の記事に関して、もう少し詳しく説明させていただきます。
新築を受注したいから、リフォーム記事は不要?
たとえば、
「新築を受注したいから、リフォーム記事は不要だ!」
という考え方に私たちは反対です。
なぜなら、
リフォーム記事や、メンテナンス記事というのは、新築を建てたいお客様にとっても非常に大きな関心事だからです。
事実、非常に多くの工務店さんが、
- 「末永いお付き合いをさせていただいております」
- 「アフターも万全です」
と至るところで表明されています。
しかし、どんなに美辞麗句を並べ立てても、
「やっぱり、ハウスメーカーの方が安心な気がする」
そう、こっそり思っているのがお客様というものです。
そこで、毎月のニュースレターが力を発揮します。
毎月、必ず来るニュースレター。
そこで、社長さんの人柄を知るうちに、
「なんでも相談できそう・・・かな?」と、気持ちにちょっぴり変化が生まれます。
また、生き生きとした現場の様子を毎月、見るたびに、
「元気な会社なんだな~」と、少し安心し始めます。
さらに、新築の記事を読んで、
「さすがプロだな」と、思い始め、
最後に、リフォーム記事を読んで、
「あぁ、新築だけじゃなく、アフターもちゃんとしてるんだな~」と、実感し始めるのです。
新築記事とリフォーム記事で大切なこと
ただし、新築記事とリフォーム記事ではそれぞれ大事なことがあります。
新築記事の場合には、
新築を建てる前、つまりプランの段階で注意すべきポイントがメインになります。
たとえば、資金計画に関することや、素材の選び方、住宅の機能についてなどの記事を作成します。
一方、リフォーム記事の場合には、
実際の現場で見聞きした経験を元に、良いと言われてきたものも、長期に使ってみたらどうだったか?という点などに焦点を当てて、記事を作成します。
これは、
- スペックが気になる男性
- 実際の使い勝手が気になる女性
という点を考えても理にかなっており、
両方を並べて見せることで、バランスの良い工務店という印象を持たれやすくなります。
記事のターゲットは誰か?
また、
- 新築の場合は、ご主人が中心になって話が進むことが多い
- リフォームの場合は、奥様が中心になって話が進むことが多い
ことを考えると、これも理にかなっています。
ただし、いくら奥様がターゲットだからと言って、
- 料理レシピを掲載する
というのは、ニュースレターの目的を見失っています。
事実、料理レシピのように、どこからでも何からでも入手できることを記事にしても、自社のブランド化にはつながっていきません。

ニュースレターの記事を書く目的は?
工務店のニュースレターの記事は、
「お客様に家づくりにとって大事なことを知ってもらう」
ために書くものです。
その先に、お客様からの信頼→受注があります。
ここを忘れて、
ニュースレターを捨てさせないために、〇〇をする。
というのは、本末転倒です。
本当に役立つ情報ならば、お客様は工務店名を忘れたりはしません。
万が一、名前がうろ覚えでも、本当に連絡したい時には、自らネットで調べてくれます。
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