工務店がホームページ制作を「効果が出る!」と言い切っている制作会社に頼もうとすると、安くても150万~200万ぐらいはかかります。
また、効果のほどはわからないが、とにかく、かっこいいデザイン性の高いホームページを作ろうとしても、数十万かかります。
もちろん、餅は餅屋。デザイン性は抜群ですし、SEOのことなども熟知しているかもしれません。
が、工務店経営という実務を考えると、それだけでは、かなり心もとないんじゃないか?と感じます。
地元の小さな工務店は、社長がすべて
その一番の理由は、地元の小さな工務店にとっては「社長」がすべて!だからです。
言うまでもありませんが、〇〇工務店という名の船の船頭は、社長です。
だからこそ、チラシの内容にしても、見学会の開催や勉強会の内容についても、社長が中心になって販促を行っているはずです。
なのに、ホームページだけは、どこの馬の骨ともわからない奴に頼む・・・というのは、どういうことなのかな?と。
もちろん、どのホームページ制作会社も、社長さんの意見を取り入れながら、ちゃんとしたホームページを作ってくれます。
ですが。
ここ。
とても大事な所なんですが、
ホームページを作っている人=サラリーマンなんです。
一方、社長というのは、サラリーマンとは大きく異なります。
しかも、工務店経営というのは、職種においても、かなり特殊です。
にもかかわらず、工務店の仕事の流れすらよくわかっていないサラリーマンにホームページをまかせきってしまうのは、お金をかける以上に大きなリスクなのではないでしょうか?
外注に依頼するデメリットもある?
確かに、デジタル関連の知識は、私たちアナログ人間には難しく感じることがとても多いものです。
が。
だからと言って、ホームページについて何も知識を得ようとしない・・・というのは、そろそろヤバいのではないか?と感じます。
事実、今や、ホームページを作ることも、周辺の便利なツールもを使うことも、すべて無料でできる時代です。
そんな時代に、自分の思い通りにホームページを動かせないまま・・・というのは、今後、工務店経営にとって大きなデメリットになる気がします。
ホームページを名刺としていた時代は終わった
確かに、今までは、お金をケチって、社長である自分の時間を削ってホームページを触るなんて、社長の仕事をわかっていない!と言い切ることもできました。
でもそれは、ホームページ=単なる名刺として考えていた時代の話です。
事実、今はもう、ホームページは、単なる名刺ではなく、今後の販促や指標を決めるための羅針盤ツールとして活用できる時代です。
もちろん、ホームページの制作だけを外注に依頼し、ホームページ完成後には、工務店側がホームページを羅針盤ツールとして使う・・・というやり方も可能です。
が、厳しい現実を言えば、ホームページは完成した瞬間が、最高点であって、あとは下り坂なのです。
つまり、ホームページが完成した後には、
- ホームページの内容の修正、追加
は必ず行わねばなりませんし、
ホームページを羅針盤ツールとして使う以上は、
- 受注戦略の上での問題点の修正
も必須です。
そういう意味において、ホームページのことはすべて外注まかせというのは、かなり異常な状況ではないでしょうか?
ちなみに、
- どうしても、自分ではパソコンが触れず、
- どうしても、金で解決したい
ということであれば、
ホームページという製品を納品してもらって終わり・・・ではなく、自社にホームページ(デジタル)の担当者を置くことを考えるべきです。
自社に担当者がいないとどうなる?
もし、自社にホームページ(デジタル)担当者がいなければ、どうなるでしょうか?
簡単な話です。
ホームページは間違いなく、ほったらかし同然になります。
これは、工務店にとっては相当なリスクです。
なぜなら、
- まず、ホームページの「鮮度」が落ちます。
- さらに、ホームページを使った販促も戦略の修正も、できないままです。
- 結果、ホームページは作ったが、営業方法は何も変わらないので、いつのまにかジリ貧への道を進んでいる可能性は高くなります。
そうならないためには、たとえアナログ仕事の工務店であっても、ホームページ(デジタル)担当者は必須です。
担当者=社長、これが一番
ただ、正直な話、工務店経営の羅針盤を持つ人は、他の誰でもない工務店経営者であるべきです。
だからこそ、敢えて!言わせていただければ、ホームページ担当者には、社長ご自身がなるのが一番でしょう。
たとえば、スタッフが4、5人いる工務店の場合であれば、現場仕事はスタッフにまかせ、できた隙間時間に、ぜひ、社長自ら、ホームページ担当者としてのスキルを磨きましょう。
万が一、社長さんご自身が、
- パソコンを立ち上げることも、タイピングもできない
- 一人親方なので、現場仕事に追われ、時間がない
という状況ならば、
- スタッフ(辞めないことを祈ります)
- 家族
を担当者に任命するのが良いでしょう。(ただし、向き、不向きを考慮しないと失敗します)
無料のホームページをテストサイトにしよう
とは言え、どうやって周辺の知識を得ていけば良いのか?
それに、「デジタル音痴の自分が、せっかく作ったホームページを全部、台無しにしたらどうしよう?」という恐怖心もあるはずです。
そこで、お勧めしたいのが、無料のホームページをテストサイトとして作ってみることです。
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